48: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2016/07/04(月) 19:37:32.50 ID:7x2Peyx30
静かな、けれども確かな意思の籠ったお嬢様のお願いに、メイドは息を飲んだ。
メイド「本当に私でいいんですか?」
お嬢様「貴女だからお願いしているのよ」
顔を赤くし、恥ずかしげにそう言うお嬢様の言葉を聞いて――
メイド「――――」
お嬢様「メイド――ーっ!?」
メイドは涙を流していた。
お嬢様「え、え? その……嫌だった……?」
メイド「嫌なんかじゃありません!」
メイド「逆です――嬉しいんです」
お嬢様「――――。私も、嬉しいわ」
メイド「はい」
お嬢様「メイド――」
愛しい人の名前を呟くと、彼女の頬を伝う一筋の涙を舌ですくった。
メイド「ひゃ……お嬢さ……」
お嬢様「動かないで」
お嬢様に言われた通り、身じろぎ一つせず、メイドは彼女の舌を受け入れる。
メイド(何だか、こそばゆいわ……)
ちろちろと動く舌先にくすぐったさを感じ、幾ばくか経った後、彼女の舌は頬を離れた。
そして続けざまに唇へと――
二人は軽く唇を重ね合った。
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