結衣「おはようございます、御主人様」 八幡「!?」
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28:いいいい ◆CcW4KPdZhU[saga]
2016/05/21(土) 05:37:10.17 ID:W3c9mnhHO
八幡「...さて」

何をすればいいんだろうか...?
これまでは、学校が終わったら奉仕部に行くか、本読むか、寝るか...。
そんなボッチライフだったからなあ...。

コンコン

色々と考えていると、ノックの音が響いた。
誰だろうか?

八幡「はい」

ガチャ

結衣「失礼します。部屋のお掃除に参りました」

先程と同じ服装の由比ヶ浜だった。
後ろには、執事さんと思しき人もいる。

八幡「ああ...由比ヶ浜か。いいよ、自分でやっとくから」

結衣「え...!?」

執事「わ、若様...? ここは我々にお任せ下さい」

八幡「え、あ...そっか。...分かった」

咄嗟に『自分でやる』と言ってしまったが、よく考えれば俺は今は、所謂坊ちゃんなのだ。
普通に考えれば、楽だから良いのだが...いざこんな立場になると、何というか罪悪感がある。
それに俺はこの間、一体何をすればいいんだ...?

執事「若様、私共のことはお気にせず、いつもの様に勉学に励んでください」

おおう...そういうパターンですね、休めないんですね。
...とは言え、静ちゃんに絞られた後に習ったオランダ語は、かなり難易度が高かった。
所々英語と似通った部分があるものの、やはり本質的には全く違うものだと感じた。
あと、蘭和辞書の名前が奇妙な感じだった。
ハマルとか何とか...。

結衣「...御主人様、掃除が終わりました」

八幡「え、ああ...ありがとう」

結衣「はい。それでは失礼します」

執事「失礼します」

ガチャ パタン

...やっぱり、由比ヶ浜が敬語なんて似合わんな。
しかも何だよ、『御主人様』って。
男子高校生だったらエロい妄想しちゃうよ?

八幡「...いや、待てよ?」

俺達はこの世界では恋人だったわけだ。
ということは...もしかしたらもしかする?
...いやいや。
あいつは、そんな経験は一度も無いと言っていた。
まだそこまでは至ってないのだ。

それに、流石にそんなことで由比ヶ浜と付き合うか否かを決めるわけにはいかない。
...とはいえ、こんなことを考えられるようになったのも、少しは冷静になった証拠だろう。
如何せん、現状を全く把握出来てないからな。

コンコン

思案に耽っていると、部屋の扉がノックされた。
そういえば、自室の扉がノックされること自体、俺にとっては珍しいことだった。

八幡「どうぞ」

結衣「由比ヶ浜です。失礼します」

ガチャ パタン

八幡「え、お前だけで来たのに敬語使うのか?」

結衣「だって、廊下から声掛けてたからさ。ドア締めてたら大丈夫なんだけど、ここの廊下って結構声が響くんだよね」

八幡「ふーん、そうなのか」


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