結衣「おはようございます、御主人様」 八幡「!?」
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29:いいいい ◆CcW4KPdZhU[saga]
2016/05/21(土) 05:37:45.86 ID:W3c9mnhHO
結衣「...ヒッキー、疲れた顔してるよ? 大丈夫?」

八幡「え、そうか?」

結衣「うん。いつもよりも雰囲気が暗いよ?」

八幡「そう、なのか...」

結衣「あはは、ヒッキーは昔からそうだもんね」

八幡「...昔から?」

結衣「あ、そっか。ヒッキー知らないんだったね。私、11歳の頃からここで奉公させてもらってるんだ」

八幡「え、じゃあ...7年間も一緒にいるのか?」

結衣「そうだよ」

11歳というと、小学5年生か...。
その頃から働いていたなんて...。

結衣「でも最初の一年ちょっとは、ここのお家に慣れるように、ヒッキーと遊んでるばっかりだったんだ」

八幡「あ、そうなのか」

結衣「うん。その次の年からは、徐々に仕事始めたけどね」

八幡「...スゲエな」

結衣「へ?」

八幡「そんな小さい頃から働いてるなんてスゲエって言ったんだよ」

素直にそう思った。
俺は昔から、如何に楽するかばかりを考えてきた。
目標も専業主夫だ。
年をとろうがとるまいが、仕事をするなんてまっぴらなのだ。

結衣「あはは、このくらい普通だよ。それに、私からしたら勉強してるヒッキーの方が凄いし」

八幡「んなこたねえよ。俺は周りに流されてやってきただけだから」

結衣「ん? なんかよく分かんないけど...でも、ありがとね」

八幡「何がだ?」

結衣「褒めてくれたこと。なんだかんだ言っても、そうやって気遣ってくれるヒッキーだから、私は好きなんだ」

...そんなことは無い。
いつも気遣ってくれるのは、由比ヶ浜...お前だ。
前の世界でも、雪ノ下や俺のことを気にかけてくれていた。

結衣「ヒッキー、どうかした?」

八幡「...何でもねえよ」

少し、胸が傷んだ。


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