結衣「おはようございます、御主人様」 八幡「!?」
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◆CcW4KPdZhU
[saga]
2016/05/14(土) 20:32:47.52 ID:BmIizrvPO
結衣「...っと、もうそんなに時間がないね」
由比ヶ浜が見ている方向を俺も見る。
そこには、大きな時計が掛かっていた。
俺からしたらレトロなデザインで、振り子がゆらゆらと揺れていた。
結衣「あと20分くらいで先生がいらっしゃるから、そろそろ切り上げないと...」
『先生』と、彼女はそう言った。
さっき言っていた、家庭教師というやつだろう。
ふと、気になったことがある。
八幡「なあ、由比ヶ浜」
結衣「...」
八幡「...あれ、どうした?」
結衣「ヒッキーが今までのヒッキーとは違うっていうのは分かってるけど...でも、結衣って呼んでくれない?」
八幡「え...」
結衣「ワガママだって分かってるけど...ダメ、かな?」
そう言いながら、上目遣いでこちらを見てくる。
俺じゃなければ、速攻で落ちているだろう。
しかし...。
八幡「...ダメだ」
結衣「あはは...だよね」
八幡「俺は...こんな中途半端な気持ちのまま、お前に『こっち側の俺』を思い出させるような真似はしたくない」
結衣「へ...?」
八幡「だから...俺の気持ちにちゃんと整理がついてから、呼び方を変えるかどうか、改めて決める」
結衣「ヒッキー...。へへ、やっぱり、ヒッキーはヒッキーだよ」
ふと、彼女がそんなことを言い出した。
ぶっちゃけ、意味が分からない。
結衣「そうやって、真摯に私の気持ちに向き合ってくれる...そんなところに、私は惹かれたの」
そう言いながら、彼女は頬を紅に染める。
俺も、おそらくそうなっているだろう。
結衣「だから...待ってるね」
八幡「...おう」
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