結衣「おはようございます、御主人様」 八幡「!?」
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◆CcW4KPdZhU
[saga]
2016/05/14(土) 20:32:18.12 ID:BmIizrvPO
そんなことを考えても、答えなど出るはずもない。
だから、今の気持ちをありのままに話した。
八幡「実は...向こうの世界でも、同じような状況だったんだ」
結衣「へ...?」
八幡「あっちでもな、お前は俺に好意を向けてくれていた...。でも、いろんな事情があって、俺はそれに応えるべきか否かを迷ってたんだ」
結衣「いろんな事情...っていうのは、こっちの世界でも続いてるの?」
いろんな事情...。
誤魔化したが、要は俺がカースト最底辺であるということ。
それと、人の好意を信じられないということだ...。
後者はともかく、前者は完全に消滅したと言っても過言ではない。
八幡「−−−って感じだ。半分消えて、半分残っている...ってところか」
結衣「なるほど...」
...そうだ。
俺はまだ、コイツを信用できない。
コイツは、向こうの由比ヶ浜と完全に同一人物であるという訳ではない。
もし仮にそうでも、周りの状況によって、人の取る行動は変わってくる。
結衣「...ヒッキーが何で悩んでるのかは分かんない。無理に聞こうとも思わない。でも...ヒッキーに認めてもらえるように、私...頑張るから」
そう言って、由比ヶ浜は笑った。
ただ、その笑顔が無理に作られたものであるのは容易に分かった。
結衣「それとさ」
八幡「ん?」
今度は、先程と打って変わっていたずらっぽい笑みを浮かべている。
表情の豊かさも相変わらずだ。
結衣「ヒッキーは、『事情があるから』私の好意に応えるべきか否かを迷ってるんでしょ?」
八幡「...」
結衣「ってことは...むふふ」
なるほど、言いたいことは分かった。
それと、コイツの言いたいことだけでなく、コイツ自身が厄介で、なかなか切れ者であることも...。
向こうの由比ヶ浜と違って、こっちの由比ヶ浜は鋭い。
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