112: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/06/05(日) 23:30:43.71 ID:pCqT42gVO
「ももちゃんは友だちだから」
私はそう返した。
夢を見ていた。
夢の中を歩いているみたいだった。
そう思って、ここ何日か過ごした。
「みやちゃんも友だち。離れることもあるけど、いつまでも友だちだよ」
叶わぬ夢かもと思いながら。
夢なら、いつかたどりつくかとも。
「私は?」
「尊敬できる友だちだった」
「だった?」
やすはが小首を傾げる。
それは、あの写真で見た時と寸分違わぬ愛らしさがあった。
「でも、いつまでも離れたくない。どこにも行かないで欲しいし、誰の所にも行かないで欲しい。そういう自分勝手な想いがどんどん膨らんで……ごめん、坂本がいるのに迷惑なこと言うんだけど」
「……言うだけならタダだよ」
「えへへ、そうだよね」
私は少し背の高いやすはを見据えた。
そして、私は最後の後悔を口にした。
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