げんきいっぱい5年3組 (オリジナル百合)
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33: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/05/29(日) 20:13:02.45 ID:4yJ+Tv6jO
次の週の中日くらいに体育でドッジボールをした。
この頃、男子にも女子にも力の差はなく、背丈が高いと言ってもあまり関係なかった。
男女対抗戦なんてものもできてしまう。
今思うと、どうして分けたのか疑問は残るけど。

「じっちゃん! 当たる当たる!」

じっちゃんは、動きもじっちゃんだった。
女の子だけどね。
じっちゃんの影に隠れていたきょんと二人によくいじられているすんちゃんは、じっちゃんからさっと離れる。

「裏切り者め」

じっちゃんが恨めしそうに言って、外野に回った。

「あゆむ、前、前」

みやちゃんに押されるように、前線に駆り出される。みやちゃんは運動神経はいいけど、こういうのは苦手だった。
子どもの投げるボールは、想像していたよりだいぶ遅かった。
さっきから投げてるのが自分とゆうか(スポーツが得意。バレー部)しかいない。
投げたい子もいるだろうと、周りを見渡す。
なぜか、いつもこうやって先陣を切らされていて、期待に応えようと頑張っていたっけ。
でも、せっかくだし……。
やすはと目が合う。
睨まれた。
やすは、怖い。
この間の一件を根に持っているようだ。
まあ、私が悪いんだけど。
でもスポーツは多少は気分が紛れる。


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