花売り「私が勇者!?」 新装版
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/07/01(金) 23:24:52.78 ID:QlaDFfC60
王都には歩きで行く。馬車が出ていないからだ。

道中にはのどかな風景が広がっている典型的田舎情緒が広がり飽きさせないためか、転々と建物が建つ。

風はそよそよ、陽はぽかぽか、川はせせらぎ、人の音よりも鳥の声が聞こえている。

エミリー「〜♪」

その中に不気味な音が聞こえる。

遠くからだが二枚の羽。

エミリー(あれ?大きな鳥……でもこの音……)

エミリー(両方の翼に黒い正十字……)

エミリー(魔王のトリだ……!)

エミリー(隠れないと!)

近くにある橋の下に急いで隠れる。

空気を斬る音。謎のうめき声をあげてタタタタと言う乾いた音が聞こえる。

それは幸いにも彼女には来ず、うめき声はどこか遠くへと消えていく。

エミリー(……いなくなったよね……?)

エミリー(何処の誰かは知らないけど、ごめんなさい……)

エミリー(大きな羽……トリだ……)

エミリー(……早く行かなきゃ!出ないと次は私……)

変な事に少し元気になる。

エミリー「良し!では再び王都へ!おー!」


>>>>>>>>>>>>>


午後。王都。

エミリー(すごい人混み……!)

活気ある色とりどりの店の数々。

往来する荷車。荷車。馬車。人。人。人。

エミリー(あわわ!)

エミリー(活気ある道を『大通り』って言うんだっけ?)

エミリー(……目線が向いてる気がするのはどうしてなんだろう?)

エミリー(別に恥ずかしい事してないのに、王都の人達って変なの)

エミリー(えーと、お城には真っ直ぐ行けばいいだよね!うん!)

しばらく歩き、門の前に着く。

大きな石を何重にも積み上げた厚くて堅牢な入口。

門番「あなたは?」

カバンから手紙を取り出し、見せる。

エミリー「えーと……これでいいですか?」

門番はどこか複雑そうな顔をして通す。

門番「……はい。エミリー・ハートさん。どうぞ。」

エミリー(緊張するなぁ……)


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