モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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136: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/06/21(火) 22:17:50.77 ID:YYpuyXGO0
早苗「はぁ、はぁ、ふっ!…はぁ、はぁ!」ジタバタ
ブリッジして俺を跳ね除けようとするテクニックもここでは無意味だった。
場所が悪すぎるしウエイトの違いもある。
それにアルコールの所為もあるのだろうが目に見えて息切れしてきた。
早苗「やっ!? はなっ、して!」
抜けられないとなればまだ自由になる両腕で何か良からぬことを企てるだろう。
そう予想した俺は、あらかじめ彼女の両腕も体の下に収めることにした。
焦らず丁寧に一本ずつ。
手首を掴んでみれば、いつものあの乱暴はどこから来るのか不思議に思えるくらい細くて、力だってやっぱり男の俺からすれば大したことなくて、技が使えなければ所詮こんなものかと拍子抜けしてしまう。
早苗「くっ………なによ?」
抜け出すのは不可能と判断したらしい早苗さんは動くのをやめて俺を睨みつけた。
P「……」
なんだろう…。
俺だって何か考えがあってやったわけではない。
カッとなってやってしまっただけだ。
……たしかにこれからどうすればいいのだろう。
これではただ押し倒しただけだ。
だが…。
早苗「な、なんなのよ…っ!?」
語気荒く威嚇するような彼女であるが、よく見ると唇はかすかに震えているし、瞳にはいつもの余裕がない。
つまりこれは虚勢を張っているだけなんていうことは誰にだって分かる。
これは、一矢報いたといってもいいのではないだろうか…?
男としてはなんとも情けないが、彼女が武闘派の元婦警であることを考慮すれば上々といってもいいだろう。
そう思い至った頃には、こめかみの痛みが気にならなくなる程度に溜飲も下がっていた。
多少の冷静さを取り戻してみればなぜあんなにも頭に血が上ってしまったのか不思議で、自嘲の失笑さえこぼしてしまいそうだ。
P「フッ……」
早苗「なっ!?」
あらら、こぼしてしまった…。
それに呼応するように何故か早苗さんの顔が赤くなっていく。
ひょっとしたら、無様に組み敷かれた自分のことを笑われたと勘違いしているかもしれない。
まぁいい。
もうどいてあげよう。
と、思ったのだが…。
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