モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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177: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/06/25(土) 22:45:29.19 ID:e6Hz8Gyk0
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目の前に立ったPくんが怒りのこもった目であたしを見ている。
突然訪問したあたしを追い返そうとしたPくんをどうにか言いくるめて半ば強引に彼の部屋に入り込んだのだから当然か…。
Pくんの部屋は久しぶり。
でも、ずっと前にここで飲み会するために他の子たちと押しかけたときと変わらない殺風景な部屋だった。
どこに座ろうかと一瞬悩んでえいやとベッドに腰かけたんだけど、Pくんは立ったままあたしを『何しに来やがったんだ?』と責めるように睨んでいる。
好きな人に睨まれてるのは正直心が痛むけど、さっきまで事務所にいた時の意気消沈した顔を見ているよりかはずっとマシだった。
早苗「け、結構元気そうだね…?」
P「っ!?」
P「………」ションボリ
早苗「ごっ、ごめん!冗談よ冗談! そ、それより座ったら…?」
また辛そうな表情になった彼を立たせておけなくて、あたしの座るマットレスをポンポンと叩くと、彼は何も言わず座ってくれた。
早苗「…あのね……メール見落としたのってあたしのせいだよね…?」
P「え…?」
早苗「あたしがあの日マスクしていったから…Pくんはまた余計に罪悪感感じて…それで頭がいっぱいになっちゃって、
たまたまその日に来たあのメールに気付けなかったんだよね?」
P「……」
早苗「だったらあたしのせいだよ…。ほとんど治ってたのにこれ見よがしにマスクなんてしちゃって…
それでPくんがどう感じるかなんてまったく考えられてなかったあたしのせい…」
P「…たしかにあの日、早苗さんの頬を思ったよりも傷つけてしまったんだって気付いてしまって…冷静さを失っていたから見落としたんだと思います…。
だけど、それはそもそも俺が早苗さんをぶったから…。
だからやっぱり俺のせいなんです…っ!」
ほんとに真面目だなぁ…。
早苗「じゃあ、Pくんがあたしを叩きたくなるくらいに怒らせたあたしのせいよね?
これまで何度もヘッドロックしてきたあたしのせいよね?」
P「ぅ……。いや……原因なんて関係ない…。気付くべきことに気付けなかった…それが許せないんです…
真面目なだけが取り柄だったのに…」
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