モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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325: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/07/25(月) 22:47:36.31 ID:HexpU6eE0
夕方、といってもいい時間帯。
の、ハズなのに…まだ暑すぎーどゆことー♪
せっかく隠れてくれたお日様の代わりに限界まで蓄熱したアスファルトがお仕事終わりのあたしをジリジリと焼いている。
ムワッとした熱気に頭クラクラで、夏の匂いを愉しむ余裕は今はないなー。
隙間なく立ち並ぶビルが風を妨げるから熱気が逃げていかないんだよね。
都市計画の段階でもうちょっとなんとかならなかったのかなぁ…。
責任者出てこーい!
…いやいやそんなのはどうでもいいんだ。
志希「あ……」
カフェの店内で優雅に読書しているおねーさんがいた。
もちろん全然知らない人。
ウィンドウ越しにあたしの視線をクギ付けにしたのはおねーさんのドリンク。
道行く脚は止めないけどね。
氷のたっぷり入った…アイスコーヒーかな?
さっきまでの長いお仕事を終えて、ヘトヘトクタクタカラカラのあたしにはとっても目に毒。
いいなぁーがぶ飲みしたいなー。
でも我慢。
もーちょっとだけ我慢。
ここで飲んじゃったらペラペラ喋りまくったインタビューを水分補給控えめで耐えた意味がなくなっちゃう。
自動販売機の『つめた〜い』ってのもトーゼン素通り。
生唾を飲み込もうにも口の中はすっごくネバついてるから、これは二重の意味で飲まない方が良い。
体から水分を追い出してるのとイライラで副交感神経が抑えられて、イイ感じに出来上がってきてる。
うん、狙い通りだね♪
ほらほら、事務所が見えてきた。
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