モバP「痛くなければ覚えませぬ」
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326: ◆ao.kz0hS/Q[sage saga]
2016/07/25(月) 22:49:30.93 ID:HexpU6eE0
がちゃり
事務所のドアを開いて背伸びしてカレのデスクを見てみる。
いるね〜やった♪
こっちに気付いてないしそのまま給湯室へ。
志希「フンフンフフーンフンフフー、シキデリカー♪ なんちて」
熱さでゲンナリ気味だったテンションが一気に上がっちゃった。
コーヒーを敷き詰めたペーパーフィルターに熱湯を注ぐ。
とぽぽぽぽ♪
とぽぽぽぽ♪
コーヒーが大きく膨らんで縮んで、また膨らませて縮ませて…。
あたしの胸も今そんな感じ。
心臓がゆっくりと強く血を全身に送っていく。
いつの間にか仕事の疲れを忘れちゃってた。
ドーパミンさんいい仕事してますねぇ♪
出来上がった熱いコーヒー液をたっぷりの氷が入ったグラスに注ぎ込む。
バシバシという氷にヒビが入る音が心地良い。
志希「むふふ…♪」
普通ならこれで完成なんだけど、志希ちゃんは更に一手間加えちゃいまーす♪
右見て左見て後ろ見て、誰もいないことを確認して…。
志希「んっ………」
とろぉ………………
うわっ!? ぶら下がってる! すっごい粘度♪
我慢した甲斐があったよー♪
ぷつんっ ぽちゃん……
すかさずティースプーンで掬ってみるとほとんどダマみたいなソレはまだコーヒーと溶け合ってなかった。
濃縮されきった粘液はいくらかの弾力を有しているらしくて、スプーンを揺すれば緩いゲルっぽく震えてる。
志希「コレやっばー♪」ドキッ
ぽちゃん…
改めてグラスに落としてかき混ぜると、すぐにコーヒー溶液に溶け込んでしまった。
でもそれまでの透き通った琥珀色はすこぉしだけ濁ってしまった、ように見える。
大丈夫、バレっこない♪
志希「かーんせーい♪」ペカー
無事完成してしまえばもう口の中をネバつかせておく必要はないから、水道水をがぶ飲みして給湯室を後にした。
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