【禁書】絹旗「―――――だったら超抜いてあげましょうか? 浜面」【R-18】
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37: ◆BAKEWEHPok[saga]
2016/07/19(火) 20:04:10.25 ID:TdETQweEo
数日後。
夜、明かりが無い暗い室内で浜面と滝壺が裸のままベッドで寄り添っていた。
滝壺は安らかに眠っていて、浜面はまだ眠っていないようだ。
日付けがそろそろ明日へとかわる時刻、『アイテム』の複数あるアジトで二人は一夜を過ごしていた。

「大丈夫だから……だからはまづら……今日は一緒に……ね……?」

そう言って、あれだけの無茶をしてしまったのに、こうして夜を共にしてくれる滝壺は優しかった。
浜面が気にする以上に、滝壺だって気にしてくれていたのだ。
嬉しくて嬉しくて浜面は二回も抱いてしまった。
そう。二回分だ。
前回のように一晩中なんて事はないし、乱暴にもしていない。
慣れていない滝壺を労って労って、傷つけないように優しく抱いた。
そうして二回目のセックスで滝壺の限界を感じ、眠る滝壺を抱きしめながら共に夜を明かした。
正確には明かそうとした。
でも眠れないのだ。浜面はまだ全然収まっていないのだ。

(絶対ダメだよなぁ……寝ちゃってる所に入れるのはナシだよなぁ……)

一人の少女を守ると誓った決意は今も変わっていない。
でも好きだからこそ、なんだかんだ言って凄くヤリたい。
一回や二回じゃとてもとても足りなかった。
今や浜面の性欲はとどまるところを知らず、平均二桁に達する弾薬を装填している。

(それに……イケたし気持ちよかったけど………………絹旗のほうが……イヤイヤイヤ! 何考えてんだ俺は!)

あろうことか。
数だけじゃなくて、思う存分に性欲を発散させてくれてテクニック豊富な絹旗のほうが
気持ちいいだなんて、考えるだけでも罪だっただろう。
浜面は邪な気持ちに囚われたまま、眠れぬ夜を過ごしていた。



短い睡眠を終えた早朝。
滝壺とは朝から別れ、浜面がバイトに集中できないままなんとか終わらせた夕方。
真っ先に連絡をとったのは当然のごとく絹旗だった。
どれだけ慌てているのか、携帯端末を操作する指先は入力ミスを繰り返していた。

『はいはーい、なんですか浜面』

絹旗が電話に出るだけで、何故か端末を強く握りしめてしまうほど、焦っている始末だ。

「その今日もまたさ……どこにいるんだ?」

率直な台詞に込められた下心はあまりに露骨だった。

『あー……もしかして滝壺さんとあんまりエッチできませんでした?』
「いや、その……まあ……滝壺が疲れちゃってだな……」
『そうですか……うーん……超してあげてもいいんですけど、今日はどうしても外せない用事があるんですよ』
「ぅあ……」

喉の奥から息だけが漏れたような呻き。
浜面の表情は悲壮感を超えて、絶望すら漂わせてしまっている。
レベル5の面子に喧嘩でも売られたら、こんな顔をするかもしれない。


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