【禁書】絹旗「―――――だったら超抜いてあげましょうか? 浜面」【R-18】
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38: ◆BAKEWEHPok[saga]
2016/07/19(火) 20:04:41.90 ID:TdETQweEo
『明日なら超抜いてあげますから、我慢しといてくださいよ』
「う……なぁ、どっか時間作れないか? もう我慢できねえんだよ……」
『こいつぁ超溜まってそうですね。滝壺さんも超罪な女です全く。
 ……それじゃあですね。私の『インディアンポーカー』をあげますよ』
「え?」
『この前私が持ってたやつですね。アレ貰い物なんですが特別で超エロいって話ですよ』
「え、いやでもよぉ……そんなんじゃなくて……」

誰が聞いてもみっともない、縋り付くような焦った物言い。
完全に絹旗へと依存していて、ヒーローのごとき活躍を見せた男とはとても思えない。
さながら絹旗の奉仕は麻薬のようなものか。

『いいからいいから。私の部屋に置いてますから、もしダメだったらまた連絡してきてください』
「あっ……」

電話を切られてしまった。
そうして溢れださんとする欲を抑えながらもすぐに住居へ向かい、カードを手に取るとすぐに寝室へと入った。
もう一度滝壺にお願いしようとは何故か考えなかった。



夢を見た。それはもういやらしい夢だった。
セックスやそれ以外の事。もしくはそれ以上の事をとある少女と楽しんでいる夢だ。
その官能を夢の中で何度も体験した。
朝起きれば履いていたトランクスの中が嫌になるくらい夢精していた。
言葉にできないくらい気持ちが良かった。
絹旗の言うとおり特別で超エロいものだった。
しかし、浜面の表情には、険しさが先にあった。


早朝に起きて身支度をさっさと整えた浜面は、あまり使っていないアジトへと絹旗を呼び出した。
ニット生地の白いワンピースの絹旗の姿はいつもと変わらないように見える。
けれど、浜面はその内側がどうなっているのか嫌になるくらい、もう知っているのだ。

「『インディアンポーカー』を使ったぜ……」
「へーどうでした? 昨日は呼ばれなかったですけど、満足しましたか?」
「ああ、でもな……夢で出てきたのはお前だったんだよ」

それを聞いても絹旗の表情は変わらない。
頷き納得しているといった様子。

「でしょうねぇ。元カレが寄りを戻してくれ、俺の気持ちだ! なーんて言ってくれたんですよ」
「ぅっ、元カレ……」
「どちらかと言うとセフレでしたけど。もう別れたんです。予想通りアイツと私のエッチだったんですね」

そう夢で見たものは、絹旗とそのセフレとのセックスの記憶だった。
『インディアンポーカー』を通じて、五感全てで伝わったあまりに生々しい性の記憶だ。
それが封入されたカードを絹旗に渡す事が、その男なりの愛情表現なのだろう。
だがセフレに同調して、絹旗との濃厚なセックスを見て感じて演じた浜面が抱いた
様々な感情は、愛情と言えるようなものではなかった。
狂おしいほどに荒れ狂うそれは、絹旗を見ているだけで目が眩みそうになるほどに大きくなっている。

「羨ましくて羨ましくてしょうがねえんだよっ!」
「っわっぷ……いきなりなんなんですか……もしかして超ジェラってます?」
「そうだよ! くそっ……!」

駆られるように浜面は絹旗を抱きしめた。言うとおり我慢できないくらい嫉妬している。
夢の中で組み伏せた絹旗が快感に喘ぐ様。
それを他の男がやっているのが許せないのに、絹旗の身体を貪る快感から離れられない。
絹旗は自分の恋人でもなんでもないのに嫌なのだ。
されども気持ちが良すぎて、夢から醒めたくない。
身体は気持ちいいのに、心は嫉妬で燃えたぎるわけのわからなさが、抱く腕に力を込めてしまう。


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