41: ◆uda3OPHnPE[sage saga]
2016/06/26(日) 17:52:28.83 ID:a7wa6OnWO
ロズ「魔王だ。王に会いに来た」
分かりやすいように魔力を少し解放。スーツを着た男性はロズの方を振り向き、青ざめた。
男性「ま、魔王――っ!? あ、ゲートか」
ロズ「なんだ、あんまり驚かないんだ」
ゲートのことを知っているということはそれなりに偉い立場なのだろう。魔力を抑え、ロズは呟く。
男性「敵だったのは何年か前ですからな。流石に少し馴れてきました」
ロズ「そか。あのさ、ボクらがこの街に住むことになってるのは聞いた?」
男性「ええ、聞いております。おそらく王様から説明があるかと」
ロズ「よし、じゃあ早く済ませよう? 休みたいし」
フレンドリーに話しつつ、男性の案内で王のいる部屋へと通される。
謁見の間。魔王城にもあるような、重苦しい雰囲気の大袈裟な広間は、どうやら人間の世界でも当たり前のものらしい。
男性「さぁ、どうぞ」
ロズ「うん。……けど王様は準備してたのかな? こんな突然来たのに謁見の間で話なんて」
エリー「どうでしょう? 行けば分かりますよきっと」
ロズ「そうだけどね。ま、行くしかないか」
開かれた大袈裟なドアを通り、謁見の間に。やはり大袈裟な豪華さのそこを進み、ロズは前、王座に座る人物を見る。
アリシア「……」
そこには懐かしい人物が。
何年か前のことだが、ロズはよく覚えている。勇者とともに旅をしていた強者で、実力に不釣り合いなほど恐ろしく美しい女性。
小さな王冠を頭に乗せ、肩と胸元が出た赤と白のドレスの下に、白の薄手のワンピース。ドレスは足元の辺りまで裾が伸びているが、腰の辺りまであるスリットのお陰で動き難そうではない。
王族にしては多めの露出だが、彼女の気品のせいかそれほど品がないようには見えない。
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