40: ◆uda3OPHnPE[sage saga]
2016/06/26(日) 17:51:29.26 ID:a7wa6OnWO
エリー「……あ、分かりました。ロズ様、城の皆さんに挨拶は……」
ロズ「してないよ?」
エリー「……王としての自覚が……」
ロズ「いいの。ボクの姉さんが魔王やるし、ボクが挨拶するものもおかしいし」
エリー「そうは言ってもですね……」
エリー(リズ様不憫……)
ロズ「さ、行こうか」
エリー「は、はぁ……分かりました」
まだ釈然としてなさそうなエリーの前へ。躊躇なく光り輝くゲートの中へと足を踏み入れる。
次いでエリーもゲートへ。
彼女らの視界を光が覆いつくし……気づいた時にはゲートを背に見知らぬ場所に立っていた。
ロズ「……着いた?」
エリー「みたいですね。気味悪い場所ではないですし」
ロズ「あぁ、ゲートの部屋薄気味悪かったよね」
周囲を見回し、頷き合う。魔王城のゲートの部屋から見事移動できたらしい。二人は本で囲まれた大きな部屋の中にいた。
ロズ「……で。出迎えとかないの?」
エリー「さぁ? 聞いておりません」
ロズ「適当だなぁ……。まぁいいや。王様とは知り合いだし」
適当と嘆いた彼女が適当に歩き出し、部屋を出る。立派な扉を開けて閉め、廊下らしき場所を左、右、と見た。
魔王城に負けず立派なお城だ。感心しながらロズは、偶然廊下を通りがかった人物へ声をかける。
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