アルビノの女「……いくらですか」黒髪の娼婦「お気に召すまま」
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◆aUbK72/AnA
[sage]
2016/06/30(木) 01:28:15.28 ID:ZlPxzfiBO
娼婦「……ふふ、もうイッちゃったのね。可愛い……ん、じゅる」
女「あ、は、ひっ、ふぁぁ………」
実に楽し気な笑みを満面に浮かべて、直様掌で受け止めた女の精を、娼婦は満足気に啜り上げた。
白い喉が蠢いて、女から吐き出された生命の欠片は、娼婦の腹へと落ちていった。
だがこれこそ食前酒であった。少なくとも、このロゼッタという娼婦にとっては。
娼婦「次は、お口で。……ふふ。まだまだ、寝かせないから」
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
『――――パブリック・アドバタイザーが、午前六時をお知らせします』
『本日の新都市東京はおおむね晴れ。鉛色の空に太陽が昇る、爽やかな1日となるでしょう』
『その分光化学スモッグや、昨夜までの降雨によって蓄積した重金属汚染粒子の吹き上がりには、十分ご注意ください――』
女「…………はい、お代です」
娼婦「……そろそろ、不安になってくるわよ」
女「あんなに気持ちよくなったのは初めてでした」「正直、ぶっ壊れてないかメンテに行きたい気分です」
娼婦「あら、それは光栄ね。楽しんでもらえたようで、嬉しいわ。ふふ」
女「……ねえ、ロゼッタ」 娼婦「何かしら? ラティーナ」
女「お金を積めば、貴女は誰にでも買われるのでしょう」 娼婦「まあ、間違ってはいないわね」
女「では、ここで」
女「もし、貴女の人生を――買い取るのでしたら、幾らになりますか?」
娼婦「……おあいにく様。娼婦になっても、誰かの奴隷になるつもりはないの」
女「……もしも、の話ですよ」
娼婦「ええ、知ってるわ。でももし、誰かが私を買い上げる≠フだったら――――」
娼婦「――――魂の一つでも、売り渡して貰わないと」
女「……流石に、吸血鬼が言うと凄みがありますねえ」
娼婦「冗談よ、冗談。――もう、行くの?」
女「今日の仕事は早いんですよ」 娼婦「ふうん。どんなお仕事?」 女「守秘義務違反になるので言えません」
娼婦「あら、残念」 女「腰、抜けてないといいんですがね」
娼婦「抜いてほしいなら、いつでも抜いてあげるわ。――――いってらっしゃい、ラティーナ」
女「洒落になんないんで止めてください。――――また今度、ロゼッタ」
『――――次のニュースです。昨日の北地区第7ゲート付近の発破解体から行方が分からなくなっていた、ヴェンダー社の開発主任である――――』
『――――――保安警察は事件性の有無を調査すると同時に、未だ発見されていない同氏の頭部を――――――』
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