アルビノの女「……いくらですか」黒髪の娼婦「お気に召すまま」
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◆aUbK72/AnA
[sage]
2016/06/30(木) 21:10:43.53 ID:DXlNlRt50
作業着の男「――――ご用件≠ヘ?」
女「いつもの=v
作業着の男「それだけかい」
女「首三つ≠ニ、身元不明=v
作業着の男「……随分と派手にやったな、おい」
コートの裏に差し入れた手を、女はカウンターの向こうへと突き出した。白い掌に握られていたのは、細長い4本のメモリー・デバイス。
その内の3本は酷い安物であった。剥き出しの基盤にハンダと回路がスパゲティされた、秋葉原の露天商が300円で売り捌いているような粗悪品。
対して残りの1本は、見た限りは不気味な黒い六角柱である。恐らくは内部に非接触型通信ポートを備えているであろうそれには、何処かの社名と思しき企業ロゴの刻印が施されていた。
作業着の男「……じゃあ、少し待ってな」「……この3つが、首≠ネんだな?」
女「勿論」
作業着の男「了解。残りはそれが終わってからだ。どうせ、払う金もないんだろう?」
女「勿論」
そう言って、男はカウンターの後ろに据えられた扉に入っていった。
手持ち無沙汰に女は椅子に腰掛け、白い雨音に耳を澄ませることにしたようだった。
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