艦これ relations
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58: ◆mZYQsYPte.[saga sage]
2016/06/30(木) 21:59:02.52 ID:GUujIImdo

4月4日

昼 ハワイ 宮殿 会議室


大妖精「お前から呼び出しとは嬉しいが私は暇じゃない。手短に頼むよ」

空母棲姫「ではそのように。お父様、扉は開きましたか」

大妖精「……いいや。まだだ」

空母棲姫「いつ開くのでしょうか」

大妖精「鋭意努力している。そう急かすな」

空母棲姫「開く気が無ければ開けるものでさえ開けないと思いませんか」

大妖精「……」

空母棲姫「お父様の名で議会を通さない指示が数多く出されているのをご存知でしょうか?」

大妖精「なんだと、それは初耳だ。すぐ事実関係を――――」

空母棲姫「何故時間を稼ごうとされているのか、見当はついています」

大妖精「…………」

空母棲姫「コード442、ご存知ですよね」

大妖精「……ああ」

空母棲姫「時間をかけて調べればなんということはない、名前ばかりで中身の無い架空の建造計画……この承認者はお父様でした」

大妖精「……」

空母棲姫「五位が工場群の責任者となり稼働率は落ち、異常な量の兵站物資とブレイン含む上位種が増援として不必要に六位と九位の領域、大西洋へと送られています。その結果、ハワイの潜在的な防衛力は日に日に落ち続けていると言わざるを得ません」

大妖精「……だからどうした」

空母棲姫「極めつけはこれです。……今お父様にデータを送りました」

大妖精「……」


娘から送られてきたのはハワイと海洋連合の交信記録だった。


空母棲姫「ここが人間の基地だった頃の通信施設は盲点でした。ですが私の側近が調べ、その内容を解析しました。これもお父様はご存知の筈です。何故なら人間の施設を利用できるのはお父様だけですから」

大妖精「……」

空母棲姫「今回の一連の動きも、ゴールが戦争終結への工作であると仮定すればとても理に叶った行動です。むしろ賞賛すべきでしょう」

大妖精「……八位、お前は――――」

空母棲姫「お父様教えてください。五位に何を言われたのですか」

大妖精「……何も言われてないよ」

空母棲姫「それは嘘です。お父様が逆らえない形で脅されていることは明らかです。……おっしゃって下さい。この私が全力でお助けします」


私の娘は地に片膝をつけ顔を伏せ、私を助けるとのたまった。


大妖精「脅されていない。私が自らの意思で命令した」

空母棲姫「それは有り得ません。お父様はそのようなことを――――」

大妖精「我が娘よ」

空母棲姫「……はい」


私は彼女の言葉を遮った。

私自身の真実を知らしめ、積み重ねてきた偽りの時間を終わらせるために。


大妖精「地面ばかりでなく私の目を見てくれ。目を見て……話してくれ」

空母棲姫「……分かりました」



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