8:名無しNIPPER[saga]
2016/07/03(日) 00:44:20.58 ID:1a597gsV0
文香
「………………なにを言ってるんですか、プロデューサーさん。
私があなたと最後に話したのは、もう何年も前のことではありませんか。
あれはそう……プロデューサーさんが事務所を辞める少し前でしたから……。
……あの、プロデューサーさん? いえ、失礼しました。もうあなたはプロデューサーさんではないのですから、名前でお呼びしないといけないのですが……
いえ、なんでもありません……え、私の好きなほうで、ですか?
それでは……あのころのように、Pさんと呼ばせて頂きます……。
………………Pさん。
いえ、呼んでみただけです。……はい、そうです。Pさんは事務所を辞めたんです。
ご実家の都合ということでしたが、それ以上の詳しいことは何も。
Pさんから直接別れを告げられたわけではありませんでしたし……その後は音信不通になって、事務所の誰もPさんの行方を知りませんでした。
……志希さん、ですか? 彼女なら、まだアイドルを続けていますよ?
いつかまたあなたが帰ってきたときのために、アイドルを解き明かすのだと息まいているようですが……彼女がなにか?
……プロメテウスの火、ですか? ギリシャ神話の……それがどうかしたんですか?
……ああ、なんでもないとおっしゃるのですね。いえ、かまいません……あなたは、昔からそうでしたから。
他に近況を聞きたい方はいますか? ……ああ、凛さんですか。
彼女もアイドルを続けていますよ。NGの御三方は、いまや押しも押されぬトップアイドルで……眩しさに目が潰れてしまいそうなほどです。
ただ、私見を言わせてもらえば彼女たちは危ういかと……なにせ動機が復讐ですから。
ええ、事務所を辞めたPさんへの復讐だそうです。日本一になって、あなたを海よりも深く後悔させてやるというのが口癖になってますから……まだ忘れられないんですよ、Pさんのこと」
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