128:初めてのキス、そして…… ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/10(水) 23:51:02.19 ID:lLiR9XQxO
咲「これ、抱えて来たの?」
和♂「はい……咲さんのお部屋の中まで持っていきますので、車輪を汚すのが申し訳なくって…」
咲「もぅ〜、雑巾くらい貸すのにー。でも、優しいね……ありがとう、和ちゃん」
和♂「いえ、気にしないでください」
和ちゃんと会話をしていると、少し遅れて、中年の男性がドアから入ってきた。
恵「どうも、お初にお目に掛かります。和の父の、原村恵と申します」
恭しい挨拶。厳格な雰囲気。礼儀正しい作法。 言われるまでもなく、和ちゃんのお父さんだと分かった。
咲「こんにちは。宮永咲です」ペコリン
恵「はい、存じております。うちの和がたまに話題に」
和♂「あの、お父さん、あんまり身内の恥は…」
顔を紅くした和ちゃんが、お父さんの袖を掴む。
普段見えない、子どもらしい和ちゃんの様子に、思わず頬が緩んだ。
咲「なんで? 私は嬉しいよ?」
和♂「もう…では私、スーツケースを運んじゃいますねっ!」プイッ
恥ずかしそうにそっぽを向いた和ちゃんは、力こぶを作りながら荷物を持ち上げて中に入っていった。
227Res/207.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20