24: ◆uFgKAeBDKs[saga]
2016/07/31(日) 15:45:18.67 ID:5LOgFkBWO
咲「とりあえず…和ちゃん、歩ける?」
優希「もうすぐチャイム鳴っちゃうしなー。教室でいいか?」
和♂「うっ…えっぐ…すみません…」
目元にハンカチを押し当てながら、震える口元を必死に動かそうとしている。
こういうところ、育ちの良さを感じつつ……
和♂「……その。実は、SHR前に職員室に行かなくてはならなくて」
咲「えっ、でももう5分もないよっ!?」
和♂「だ、だって、お二人に会いたくてぇ…」
優希「い、いいから急ぐじぇ…っ!」
何か無性に子どもっぽさを感じた。
そういえば男子って、女子より精神年齢がどうのこうのって。
ということは心も男子になりつつあったり?
ーー
泣きじゃくる和ちゃんを二人で支えながら、校舎の方へ。
和ちゃんを職員室に送り届けた
優希「じゃあなー、咲ちゃん」
咲「うんっ、また…昼休み、かな?」
優希「もしかしたら行間休みにも行くかもしれないじょ…」
咲「あ、うん。いいよ。何かあったらいつでもおいでよ」
優希「おー…」
咲「また部活でね……」フリフリ
教室に向かう優希ちゃんの背中に、無言で手を振り続けた。
心が落ち着かなくて、何かしていないと無性に不安に駆られる。
東京帰りの長野は気温が低く、たかだか二週間弱しか離れていなかったにもかからわず、まだまだ慣れることができない。
身体も……そして、心も。
何もかも、たった数週間前までのようにはいかないみたい。
そしてそれは、学校内も例外ではなく……
お昼休みまでには、和ちゃんの噂は瞬く間に学年中に広がっていた。
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