40:友達と、いつもの日常 ◆uFgKAeBDKs[saga]
2016/07/31(日) 16:57:07.46 ID:5LOgFkBWO
―Side 咲―
膝枕をして間もなく、和ちゃんは寝息を立て始めた。
まさか本当に寝てしまうとは思ってなかった。
気の抜けた表情があんまり無防備で、守ってあげなくちゃという気持ちになる。
これが母性なの……?
お腹に顔を埋められて少し恥ずかしい。
太ってるとまでは思ってないけど、お腹の脂肪とか匂いとか。
こういうことならもっと体型に気を遣っておけばよかった。
これから和ちゃんと一緒にいる時は、身嗜みをちゃんとしなくちゃ。
和♂「ん…」
咲「ふふっ、よしよーし…」
和ちゃんの頭が、私の膝上でスリスリ身じろぎ。
大きくて重たい。けど、くすぐったくて優しい気持ちになれる。
ーー
腕時計を見ると、もうすぐ予鈴が鳴ってしまう時間。
中庭は段々荷物を片付け始め、ざわつき始めている。
和ちゃんを休ませてあげられる時間が、もうすぐ終わってしまう。
京ちゃんや部長たちも、とうとうお弁当を片付け始めた。
久「咲。もうすぐ昼休みが終わるわ」
咲「はい、わかっています」
久「和のこと心配する気持ちはわかるけど、授業に遅れるわけにはいかないでしょ?」
咲「はい…」
部長の諭すような口調。
久「一回起こして、体調悪いようなら保健室に連れて行ってあげましょ」
咲「…そうですね」
部長に頷き、心を鬼にして、眠っている和ちゃんに声を掛ける。
咲「和ちゃん、起きて…。和ちゃん…」
和♂「ん…」
咲「和ちゃん、和ちゃーん? おーい」
声を掛けてもなかなか起きないので、肩を優しく揺する。
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