39:友達と、いつもの日常 ◆uFgKAeBDKs[saga]
2016/07/31(日) 16:49:37.85 ID:5LOgFkBWO
咲「……はあ。私、すっかり和ちゃんに餌付けされちゃってるなあ」
和♂「そうでしょうか……」
咲「そうだよー?」
横たわる私を膝に抱え、髪を丁寧に梳いてくれる優しい指先。
困った口調とは裏腹に、私の頭を優しく撫でながら浮かべる咲さんの表情は、私の大好きな笑顔。
うららかな昼の陽射し、ぽかぽかな笑顔に目を細めながら、私は口の中でつぶやく。
和♂(本当は……あなたの笑顔に餌付けされて離れられなくなっているのは、私の方なんですよ)
今の私はまるで、愛しい飼い主の膝の上で丸くなっている猫のよう。
ーー
優希「京太郎嫌い!まじ大っ嫌いだじぇ!」
京太郎「はいはい」
優希「んーっ!!」
ーー
どこか遠くから、優希の拗ねた声が聞こえてくる。
須賀君、好きな人をいじめるのも大概にしないと、親友の私が黙っていませんよ…?
優希の文法を借りて、心の中でつぶやく。
和♂(…咲さん好き、まじ大好き。)ギュッ
溢れ出しそうな想い。
にこやかに私を見下ろす咲さんのぬくもり。
恥ずかしさから寝返りを打って、咲さんのお腹に顔を埋める。
和♂(咲さん……咲さん、いい匂い……)
咲さんの匂いに包まれ、言葉を飲み下しながらゆっくりと瞼を閉じた。
227Res/207.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20