咲「和ちゃんが男子になっていまいました」
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76:試験前。友達と、私の居場所 ◆uFgKAeBDKs[sage saga]
2016/08/09(火) 16:49:16.83 ID:IF7t6qkEO
咲「あのね、お父さん、お仕事の電話が掛かってきちゃったみたいで。今はちょっと手が離せないんだってさぁ」
咲「なので、今夜は私達二人でごはんです」
そんな言葉と共に、料理が運ばれてきた。
煮物と、おからの青菜の煮つけ、アジの開きを焼いたものに大根おろし。油揚げとわかめの味噌汁。
慎ましい和食メニューに、どこか咲さんらしいなと感じ、笑みがこぼれる。
和♂「おいしい……」
咲「そうかな……。我ながらぱっとしない献立だなぁって思ってたんだけど、そう言ってもらえると嬉しいかも」
腕を抱えながら、咲さんは首を傾げて笑った。
和♂「いつもは咲さんがお料理を?」
咲「うん。高校で麻雀部入るまで、部活はやってなかったから。時間はあったし」
純和風の家庭料理で、作り慣れていることがはっきりわかる、丁寧な味わいの料理だった。
食器と口を行き来する箸の動きが、全然止まらない。
和♂「なんか不思議ですね。塩辛くないのに、しっかり味がついているんです。これは何で味付けしているんですか?」
おからを食べながら訊いてみた。
関東というよりは、関西寄りの味付け。
あっさりした薄味なのに、滋味のある味付けで美味しい。いくらでも食べられそう。
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