善子「彼女とゲヘナへ堕ちたなら」
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52: ◆wOrB4QIvCI[sage]
2016/07/17(日) 03:21:50.16 ID:Os4DEw890
梨子「雨……? さっきまであんなに晴れてたのに」

ザァアアアアアアッ!!

梨子「きゃああ!! なにこれ!」

善子「やっぱり私って、運がー!!!」

梨子「はやくもどろ!!!」

 よっちゃんの腕を引こうとするけど、なぜか、抵抗される。動かない。

善子(……ふたりとも、ビショビショ……)

梨子「どうしたの、はやく!!」

 もう一度強く引こうとした時だった。

善子「こっち!!!」グイッ-!!!!


 逆に、引き込まれてしまう。よっちゃんは迷いなく、ある方向へ。漆黒の、暗闇へ。


梨子「へ、そっち、海――」



梨子「きゃああああ!!!!」

 抵抗する前に、私は宙に放り出されていた。初めて千歌ちゃんに会った時とは立場が逆だけれど、なんだか懐かしいような。



ザバ-ッ!!!

 夏とはいえ、夜。冷たい海水に身体を打ち付けられ、私は腕が悲鳴をあげていた。うう、打った……。

 あわてて顔を地表に出すと、千歌ちゃんちの灯りが向こうに見えるだけで、辺りは真っ暗闇。

 あれ、よっちゃん、は?



善子「――ぷは……海、気持ちいいー!!!」



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