58:名無しNIPPER[saga]
2016/07/30(土) 14:46:37.66 ID:iUD31Pq80
第21話 不可思議な仕掛け
魔王城侵入5日目
戦士「……」
戦士は沈黙し、立ち止まった。
勇者と魔法使いはその動きに合わせるように動きを止める。
ただ戦士が止まったから止まるといった動作であった。
魔王城突入から5日目、何も変わり映えしない景色の中、いつあるともわからない奇襲に神経をすり減らしながら過ごすこの5日は、勇者達の心を確実に摩耗させていた。
戦士「どうやら……同じ道を回っているみたいね」
戦士はため息交じりにつぶやく。 彼女の指さした先に目印としてつけていた赤い塗料があった。
勇者「……地図を作りながら進んだはずだがな」
勇者は、眉間の間を指でもんだ。
魔法使い「……何か仕掛けがあるってことか? だけどできる手はほぼやりつくしたと思うけどな」
戦士「……」
戦士は考え込むように沈黙した。
……何か……見落としている?
だけど歴代の勇者達は皆この関門を突破しているはずなのだ。
だとすれば……必ず答えがあるはずだ。 考えなさい。 戦士
魔法による仕掛けじゃない。 もっと別の仕掛け……
≪仕掛け≫?
戦士「……!」
戦士ははっと目を上げた。
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