勇者(Lv99)「誰が僧侶を殺したか」
1- 20
59:名無しNIPPER[saga]
2016/07/30(土) 14:47:10.73 ID:iUD31Pq80

戦士「まだ一つ試してないことがあるわ」

 戦士の言葉に、勇者と魔法使いは目を瞠った。

戦士「一度試してみましょう」

 戦士はそう言ってふくろに手をかざした。

 戦士の手のひらの上に開界のオーブが現れる。

勇者「……なるほど」

 勇者はそうつぶやくと、戦士の手に持ったオーブに視線を落とす。

魔法使い「……何も起こらないぞ?」

戦士「……いえ、見て」

 戦士の言葉に、魔法使いもオーブに目を向けた。

魔法使い「……光ってる?」

 光のオーブの内側に、目を凝らせばわかるほどの小さな光が輝いていた。

 見ているとその光が徐々に大きくなっていることがわかる。

勇者「……」

 勇者一行は黙ってその光を見つめる。

時間にして10分ほどだろうか、光がオーブの半分ほどに達したとき、ゴウンと鈍い音が壁の外から聞こえた。

魔法使い「なんだ?」

 音に魔法使いは視線を上げる。

 勇者達がいる地点を切り取るように、壁と床にスリットが走る。 やがてそのフロアが水平方法に移動を始めた。

 横の加速度に、勇者達の体がぐらつく。

 移動を開始したフロアは、やがて別のフロアと連結し停止した。

 魔法使いは周囲を見渡す。

 背後は壁の一本道だった、視線の先に開けた空間があることを見とめる。

勇者「カラクリの類だったか」

戦士「そのようね、多分だけど道に迷うように常に変形しているんじゃないかしら」

魔法使い「……何のために?」

戦士「……わからない」

勇者「……いくぞ」

 勇者はそういうと迷いなく歩き出した。

 魔法使いが後に続く。

 ワンテンポ遅れて戦士も、ため息交じりに後に続いた。



……選択ルートD



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
117Res/79.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice