6:名無しNIPPER[saga]
2016/07/18(月) 19:31:54.70 ID:cFv/wKjw0
第12話 魔王城
「これが……魔王城……」
豪雨と共に雷鳴が轟く荒れ狂う海を越え、魔王城を構える島にたどり着いた勇者一行は、吹きすさぶ風と雨に目を細めながら、目の前の魔王城を見上げた。
魔王城は一言でいえば巨大であった。 約10 km²の大きさを誇る島の外周を添うように立つ外壁。 その外壁から延びる天井が島のすべてを覆い尽くしている。 空からでも内部をうかがい知ることのできない超巨大な建造物である。
魔法使い「でけぇ……」
魔法使いの男は、呆然とそうつぶやく。
戦士「勇者」
彼女は長い髪をなびかせながら、背後に立つ勇者へ促す。
勇者「ああ」
勇者の男は応じると手を天高く掲げ口を開いた、 戦士、僧侶、魔法使いの三人が勇者から距離を取る。
勇者「極大雷撃呪文」
勇者の詠唱と共に雨を落とす黒雲の一部、勇者のかざした手の延長線の先が光り輝く。
勇者は手を振り落とす、その動きに連動して、勇者の目の前、魔王城の城壁に稲妻が落ちた。
耳をつんざく雷鳴と光、刹那爆裂した大地が粉塵となり、もうもうと空間を埋め尽くす。
117Res/79.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20