2: ◆BRVDE48Y6OxB[saga]
2016/07/22(金) 21:33:00.70 ID:pn4oUHVy0
この時代においてモーターのついた靴も
身体を透明にするスーツも吸血鬼も
限度こそあるが不可能を可能にする力も不思議なことではなかった。
3: ◆BRVDE48Y6OxB[saga]
2016/07/22(金) 21:33:38.13 ID:pn4oUHVy0
すると公園にいた誰もが一人を除き、
慌てて何かを見て公園から出て行こうとした。
公園の東側の入り口から白いジャケットを着た男たち20名ほどが入ってきた。
4: ◆BRVDE48Y6OxB[sage]
2016/07/22(金) 21:34:04.56 ID:pn4oUHVy0
公園は広く見晴らしが良かった。
ベンチに座っている男を見つけるのは
他に人もいなかったし誰でも可能であった。
5: ◆BRVDE48Y6OxB[sage]
2016/07/22(金) 21:34:31.88 ID:pn4oUHVy0
ヤマトと呼ばれる男の腹に手を置くと、
バチィッと鞭を打ったかのような電撃を男に浴びせた。
与えるとほぼ同時にヤマトの体は瞬時に反応し
声にならない悲鳴をあげた。
6: ◆BRVDE48Y6OxB[sage]
2016/07/22(金) 21:34:57.25 ID:pn4oUHVy0
ヤマトは涼の顔を見ると全てを察したように
冷静になった。
「なんだよ、お前かよ。
今日は何?」
7: ◆BRVDE48Y6OxB[sage]
2016/07/22(金) 21:35:24.08 ID:pn4oUHVy0
左手を頭に斜め45度の角度で押し付けると
涼はヤマトに右手を差し出した。
「あのさぁ、そういうの消し屋に
頼んだほうがいいんじゃねえの?」
8: ◆BRVDE48Y6OxB[sage]
2016/07/22(金) 21:35:51.29 ID:pn4oUHVy0
「ダメダメ、だって消し屋じゃ
殺しちゃうしさ、これは俺たちが
私刑にすんの」
9: ◆BRVDE48Y6OxB[saga]
2016/07/22(金) 21:36:24.16 ID:pn4oUHVy0
「つかさ、ヤマト君”IATA”辞めて
まだこんなことしてんの」
IATAとは
インターナショナルアンチテロリストアーミィの略で世界の秩序を乱そうとするテロリストを
10: ◆BRVDE48Y6OxB[sage]
2016/07/22(金) 21:36:50.28 ID:pn4oUHVy0
「うるせえ、俺の中では辞めることを決意した
日から何も変わっちゃねぇんだよ。
あんまごちゃごちゃ言ってっとやらねえぞ」
11: ◆BRVDE48Y6OxB[saga]
2016/07/22(金) 21:37:19.64 ID:pn4oUHVy0
この街のシマ・ヤマトの立ち位置はあらゆる場面での顔役であった。
軍に入る前からこの街の中心人物であった
12: ◆BRVDE48Y6OxB[saga]
2016/07/22(金) 21:38:01.89 ID:pn4oUHVy0
ヤマトにとっての強みというのは仲間がいないことである。勿論、時には協力する人や吸血鬼もいる。が、しかし常に徒党を組むということはしなかった。それは欠点のように思えるかもしれないが徒党を組まないということは敵を作らなくて済むということでもあるため強みの材料である。
逆に涼はホワイトクラウンという組織を持ち前のカリスマ性で作り上げ、この街の代名詞にまで発展させたが代わりにこの街の一部のヤクザや黒十字という組織と対立しているため頼る勢力は極めて限られてくる。
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