新東京物語
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92: ◆BRVDE48Y6OxB
2016/08/11(木) 22:52:34.68 ID:EAELfEue0
エンジンの低い音が枯れ果てた大地を木霊する。

新東京を少し離れると首都一点化のかつての影響でそこら一帯は砂漠と化していた。
その光景はさながらアリゾナである。

その有様によって首都という制度は日本から消えたというわけである。

四駆の赤い燃え盛る炎のような車は大和を乗せて長野へと向かっていた。

長野へと県境を越えてしばらくすると緑の光景は復活し、山を登る。

この山の頂上には大きい寺があってそこは大和の生まれ故郷でもあった。
大和がそこへ帰るのは実に七年ぶりのことであった。

(相変わらずの威圧感、七年じゃあ
変わりっこないか)

大和は車窓から山に根をはるように存在する
その真来寺を見た。



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