谷間の百合 (オリジナル百合)
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18: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 12:55:52.09 ID:Li1QhE+X0
握手を求めているのが分かったけれど、私はその手を握り返すことはできなかった。


次の日、もうすぐ夏休みが終わるということをカレンダーを見て知った。
ただ、子どものいなくなったこの村に、再度学校を開くかどうかという所で大人たちがもめているようだった。
暫くは休校になるかもしれない、と父が言った。

家の庭で草引きをするナツを眺めながら、
私はこの家しか実は人なんていないんじゃないかとさえ思い始めていた。
みんなで私を騙して、この家から出さないようにしていて、
実はナツはその監視役で、それで変な事を言うように言われていて。
と、そこまで考えてソファーの上にひっくり返る。
そんなまさかね。

「……ナツ」

網戸越しに、外にいたナツに話しかける。

「なんですか」

「ちょっと、外に行きたいんだけど、良かったら一緒にいかない?」

「いいですよ。あなたが、外に行く時は必ずついていくように言われてますから」

「ボディーガード?」

「歩いて、何も無い所で転ばないようにするためです」

「あ、はい」


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