41: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 18:20:30.65 ID:Li1QhE+X0
診療所を通り過ぎて、木の根っこを車踏んづけて車内を揺らした。
「大丈夫ですか、ミソラ」
「お尻痛い」
「大丈夫そうですね」
「えー、まあ」
ちょっと前だったら、すぐに心配なんてしなかったのに。
心配しても表面だけで、まるで心がなかった。
キスを与えるだけで、彼女はこんなにも輝けるんだ。
分かってる。
本当は私も、それが欲しいんだ。
私も、言われたい。
大丈夫、愛してる、
生きているだけ良かったと、言われたい。
誰かを犠牲にして生きているんじゃないなんて思わないから。
それでも生きているだけで、愛されたいのだ。
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