43: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/07/27(水) 18:48:43.12 ID:Li1QhE+X0
ナツの手が触れた。
指の隙間から、強く握ってくれた。
「ミソラ……」
「ナツ、私、今酷い顔してるから見ないで」
ナツの服にすがるようにして、私はしゃがみ込んだ。
懐中電灯がことんと桟橋に転がって、しおれたユリの花を照らしていた。
「ミソラ、大丈夫。愛してる」
一番言われたがっている人が、その言葉を口にする。
「ナツ……」
互いの吐息を吸うように、私たちはキスをした。
おわり
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