103:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 04:04:38.71 ID:0/G1P+FM0
男 「詳しくは聞いていません。ですが、察するところ人間とは利己的な存在である、ということかと。私もそう思うときが多々あります」
父 親「利己的、か…… その通りだ、それを否定するのは至難だろうな。奴らのような存在が無くてもだ」
男 「やはり、そうなのでしょうか……」
父 親「……だが、利己的なのは人間だけではないのと思うのだよ。私たちだけでなく生物全ての本質は利己的なのではないか?とね」
男 「生き物全てが?」
父 親「うむ、犬も鳥も自身が生きる為、自己の子孫を残すことを念頭に生きている。それは究極の利己的な行動だとは思わないか?」
男 「……極論では?」
父 親「確かに極論ではあるが、突き詰めれば生き物全ては利己的であると考えられるはずだ。それは生きている限りしょうがないことだと私は思う」
父 親「森の者と謳われたエルフとて例外ではないだろう。だが、彼らはその高い知性を以てそういった生物の本質をも捻じ伏せ今の高みに至ったのだ」
父 親「ならば、同じく知性を持つ我々人間も強く意志を持てばその高みへと至ることはできるはずだと、私はそう思う。君はどうかね?」
男 「……私も、そう思います。そうであると信じたいです」
父 親「そうか…… しかし、今語ったのは私の拙い知識と経験で練り上げた妄想だ。鵜呑みにしてくれるなよ?」
男 「心得ました」
父 親「うむ、では後はこちらで上手くやっておく。道中気を付けてくれたまえ」
男 「はい、それでは……」
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