147:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 20:12:52.51 ID:0/G1P+FM0
弓使い「あのバスガンにはもうエルフと人間の区別はついていなかった。人間の形をしたものを全て敵と捉えていた」
弓使い「私たちの心はバスガンには届かなかった。そして私たちには使命があってここで死ぬわけにはいかなかった……」
エルフ「だかや……?」
弓使い「ええ、だから殺したの」
男 「それにあの傷ならもう熊は助からなかった。可愛そうかもしれんがあいつの死に俺たちも付き合ってやる必要はない」
エルフ「えも……」
男 「でもじゃない。エルフのためにも君たちは西の森を調査して帰らなきゃならないんだろ?」
弓使い「ええ…… 確かに私たちはここで旅を終えるわけにはいきませんでした。エルフの未来のために死ねない、と」
弓使い「でも、それはエルフという大きな個を守るために、エルフがこの先も生きていくために殺したということなんです」
弓使い「エルフの未来のために、エルフという個の利のために……」
男 「ああ、だから君は間違っちゃいない」
弓使い「でも、本当は違うんです!エルフのためだなんて大義名分を振りかざして私は!私は……」
弓使い「お為ごかしなんです!ほんとは私、バスガンの心を見たときとても怖かった、恐ろしかった、殺されると思った」
弓使い「殺されるって感じたとき、私は死にたくないって思った。死にたくなかったから弓を手に取ったの」
弓使い「使命だとかそんなのじゃなくて、私は!私は…… ただ死にたくなかったから……」
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