246:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 23:59:31.29 ID:0/G1P+FM0
男 『――――程なく、度の過ぎた阿呆が本当に攻め込んできやがった。貴重な資源の独占……つまりエルフの独占は両国間の条約に違反する、それが大義名分だ』
男 『それに呼応して幾つかの国も立ち上がり、連合軍となった連中の数はこの国の軍隊を遥かに上回った』
男 『エルフを慰み者としてししか見ようとしない最低の連合軍だ。エルフはモノや奴隷じゃないってのに』
男 『まぁ、そんなことを考えるような人間だったら戦争なんて仕掛けてこないだろう。かくしてくだらない戦いの火ぶたは切って落とされてしまった』
男 『争いを好まないエルフだが、今回ばかりは戦争に参加してくれた。この国が負けたらエルフの未来はないからな』
男 『しかし、蓋を開けてみれば開戦当初から我が国は優勢だった。相手の兵士とこっちとじゃ練度が全然違っていた。こちとらの兵士は奴隷時代の経験から足腰の粘りが違う』
男 『練度の違いというのも、連合軍の主力である奴隷兵士たちが最初の交戦時にこちらに寝返ったことにより残ったのは正規の兵士だけということだ』
男 『交戦前は圧倒的な戦力を持っていた連合軍は一日も経たないうちに半壊、戦力は五分五分になった』
男 『そしてエルフで構成された弓・鉄砲混成部隊が何より凄かった。敵の指揮官クラスが指示を出す前にノックアウトされるのが日常茶飯事だった』
男 『まぁ、それよりなにより戦場に出てこない連中の下衆な欲望のためだけに駆り出された相手方の兵士の士気が元より低かったのもあるだろう』
男 『そこに我が国の建国直後から進めていた他国への援助とそれによる奴隷の一斉蜂起が成功したのも大きかった』
男 『敵国は我が国と戦争していたせいで国内に戦力も碌に残っておらず反乱軍相手に劣性、当然我が国との戦線維持も困難』
男 『やがて相手方の食糧の供給が滞り始めたらしく、見るからにひもじそうな顔の兵士が大半を占めるようになった』
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