61:名無しNIPPER[saga]
2016/09/07(水) 21:27:09.20 ID:HgPXHkJW0
……
龍人「……」
呼気が変わった。
もぞ。
静流「あ……いたの。たつと」
対して驚いた風でもない。
龍人「居たよ。ただいま」
静流「ん、おかえり……」
もそりとベッドから起きる静流。
長髪が立ち上がり、優美な曲線を描く。
静流「なに。待ち伏せでもしてた」
龍人「いんや、別に。」
そのまま起床しようという静流のお腹に手を置き、制する。
龍人「寝てたら?」
静流「な、なに。どうしたの」
龍人「なんもしないよ……」
昨日までは貴重な昼下がりで、今日からは毎日過ごせる昼下がり。
静流と過ごすのは悪くない。
静流「……嘘つき。なんかあったから、わたしの所に来たんでしょう」
バレていた。
まあバレるだろうとは思っていたが、やはり敵わない。
龍人「分かった、言い直す。そこに居て、姉ちゃん」
静流「ん」
この返事が好きだ。
何の感情も乗せず、肯定も否定もせず、ただ了解しただけの、静流の返事が。
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