63:名無しNIPPER[saga]
2016/09/12(月) 17:59:43.56 ID:lJZ27BzCO
静流「それじゃ、聞き方変える。龍人は沈むのが嫌?」
龍人「沈んで、それで、楽になるなら」
静流「違う。……じゃあいいわ、龍人死にたい?」
手がキュ、とわずかに握られる。
ふと、静流の顔を見た。硬い。
恐ろしい質問は、投げかける側だって怖くないわけがない。
その手から伝わる恐怖こそが静流の望む答えを示していて、俺が出すべき答えでもあった。
龍人「死にたくない」
静流「わたしも」
そこは双子だった。純粋な気持ちで言えば死にたい理由なんてどこにもないのだ。
龍人「ふふ、そうだったわ」
静流「そうよ」
これなら気楽に今後の事を話せる。
龍人「なあ静流、桧山ん家が次の船で出て行くとよ」
静流「え。本当?」
龍人「ああ。透おじさん、向こうでアテが付いたんだと」
静流「ついに、か……」
静流はある程度は予見していたらしい。
姉ちゃんは、俺だけでなく色んなところでどうにも察しが良い。
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