322:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:15:24.26 ID:X1nbjFrK0
竜神「グッ…グググ…」
勇者「!?」
竜神が身体を起こして立ち上がった。
323:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:16:03.95 ID:X1nbjFrK0
竜神「礼を言うぞ…勇者…」
勇者「……?」
竜神の口から出たのは炎でも罵倒でも勝利宣言でも無かった。
324:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:16:39.95 ID:X1nbjFrK0
竜神「…オレはこの場所に里ができる何十年も何百年も前からずっとこの洞窟にいた。一人でな」
竜神「だがある日オレの前に一人の人間が現れた。そいつは不思議なやつだった。威嚇するオレに対して怯えるわけもなくだからと言って襲ってくることもなかった」
竜神「オレがそいつにお前は不思議な奴だと言ったら、そいつはなぜそう思うのかを聞いてきた。オレはずっと一人だったことをそいつに伝えた」
325:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:17:11.94 ID:X1nbjFrK0
勇者「結界を解いてくれるか?」
竜神「ああ、魔王を撃つのはお前に任せた。頼んだぞ…勇者…」
勇者「任せろ…俺が必ず…この手で魔王を撃つ!」
326:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:17:41.55 ID:X1nbjFrK0
勇者「…魔法使いは無事か」
母「はい。今は少し落ち着いて眠っています。一度目を覚ましましたが頭を抱えて苦しそうでした…」
327:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:18:10.65 ID:X1nbjFrK0
勇者(本気で斬らなければ完全なる魔王の力の消滅は難しいが…抑えることならできるかもしれん)
魔法使い「…んっ、はぁ、ゆ…しゃ…さま…」
勇者(お前だけは…俺が救ってみせるっ!)
328:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:18:38.59 ID:X1nbjFrK0
母「な、何!?」
父「何だ!?」
長老「これは…!?」
329:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:19:13.88 ID:X1nbjFrK0
魔法使い「んぁ…あ…れ…?ゆうしゃ…さま?」
勇者「起きたか…この馬鹿魔道士…この俺にここまで心配させるとは…やはりお前はお荷物だな」
魔法使い「ふ、ふぇっ!?勇者様!?どうしたんですか!?い、いきなり…そんな…」
330:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:19:46.72 ID:X1nbjFrK0
魔法使い「すみません勇者様…聞いてください…」
勇者「……」
魔法使い「騙すつもりは無かったんです…私は、実は魔王から力の一部を受け取った残党の一人でした」
331:名無しNIPPER[saga]
2016/09/21(水) 04:20:21.12 ID:X1nbjFrK0
母「魔法使い!?またあなたは…何を…」
魔法使い「おがあさんごめんなざい!でも…だめなんです!わだしが生きてたら…たとえ魔王を倒したとしても…また魔王が復活してしまうんでずっ!」
父「そ、そんな…」
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