215: ◆H.Fr5Z660Y[sage saga]
2017/11/30(木) 14:00:06.37 ID:XfqEKjOC0
武内P「いえ、同じ美城に勤める人間としてできる事をしただけです」
常務「謙虚は美徳。その考えを否定はしないが、キミのように実力がある者はもっと自己を主張すべきだと私は考えている」
武内P「そのような事は…」
常務「しかし……、私への確認を行わずにキミの独断で演目の変更を決定をしたのは褒められる行動ではないな」
武内P「おっしゃる通りです。舞台の演出を無視して出過ぎた真似を致しました」
常務「そうだ。だが別にその事を叱責したい訳ではない。キミの素早い判断によって円滑に事が運んだのは紛れもない事実だ。結果的に見れば舞踏会の成功という周囲の評価がそれを証明している」
武内P「はい…」
常務「言ったはずだ、力ある者は評価すると…。私とキミのやり方は決して交わる事はないが、キミが結果を出し続ける限り…私も認めねばなるまい」
武内P「恐縮です」
常務「舞踏会の成功に始まり、今ではメディアによる美城のアイドル部門への注目度も増している。アイドルを応援するファンは勿論だが業界内でも好意的な印象が高まり、その空気に実際に触れるアイドル達に与える影響や恩恵も大きい…。無論、我々もだ…」
武内P「常務…、重役会議での専務への承認おめでとうございます」
常務「キミは聡いな…寡黙ではあるがお喋りであるよりは余程いい…。喋り過ぎればいつかボロを出すものだ」
武内P「ありがとうございます」
常務「この昇進に繋がったのはシンデレラの舞踏会の成功がカギだったと言える。キミには多分に感謝している」
武内P「いえ……、私は自分のできる事をしただけですので」
常務「各プロジェクトチームのプロデューサーと緊密な連係を取り、それを纏めるのはけして容易いことではない。今後…キミの力を頼らせて貰う事があるかもしれないが、その時は協力してくれるか?」
武内P「はい、私にできる事で宜しければ…」
常務「その言葉だけで十分だ。………さて、堅苦しい話は此処までだ。そろそろ乾杯といこう…」
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