103:名無しNIPPER[saga]
2016/09/02(金) 22:32:19.41 ID:uB8eKRTz0
姉「あんまりびっくりしない?」
妹「なんとなく……遠くに行っちゃうんだろうなって、思ってたから」
寂しそうに、妹ちゃんが呟く。
姉「そっか……」
妹「いつ、帰ってくるの?」
姉「……わかんない」
妹「というか、帰ってくるの?」
姉「それも……わかんない」
妹「……ん、そっか。 どうしてすぐに教えてくれなかったのか、訊いてもいい?」
姉「引きとめられちゃったら断れる自信がなかったから……」
妹「今は?」
姉「今はもう、行くしか道がないから」
妹ちゃんが座っている回転イスを回転させて、こっちに向けた。
妹「……うん、わかった。 応援してる」
姉「……うん。 じゃあ」
妹「うん」
妹ちゃんの部屋を出る。
……ずっと、妹ちゃんの顔を直視できなかった。
直視できなかったけど……辛そうな顔を、寂しそうな顔をしていたのはわかった。
姉「妹ちゃん……」
ドアに寄りかかって、呟く。
部屋の中から……微かに、嗚咽が聞こえた。
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