50:名無しNIPPER[saga]
2016/09/12(月) 14:49:52.74 ID:ZFXlXqgaO
後輩は肉じゃが
騎「次は一見常識人っぽい子だから、安心かな。エントリーナンバー4番、後輩さんの作品です、どうぞ」
姉「……!! こ、これは……!!」
後「え? 肉じゃがですけど」
姉「……!!」
後「あ、あの……レシピを見ながら作ったので、そんなに酷い味にはなってないと思いますけど……見た目も、問題ないですよね?」
騎「ん? ああ、そうだな。どうしたんですか、姉さん」
姉「う……」
姉(肉じゃが……。まさか、肉じゃがが来るとは思っていなかったわ……! この子達の事だから、どうせゲテモノ大集合だと思っていたから……! ど、どうする私……! 肉じゃがは、怖い……!)
騎「……? 姉さん?」
姉(私のトラウマが蘇る……! 子供の頃にたまたま見ていたテレビで放映していた、あのB級なんて言葉が生易しく感じられるようなクソ映画によって植え付けられたトラウマが! 『日本が肉じゃがで沈没』と言うタイトルからしてやる気のないクソ映画! 稚拙な市街地の模型に肉じゃがをぶっかけるだけのクソみたいな撮影手法で取られた迫力なんて一切無いクソ映画! 落ち目の芸人と素人同然の大根役者を起用して、ペラッペラのクソみたいな恋愛要素を入れたクソ映画! 何から何までクソとしか言えない、クソの塊みたいな映画なのに、子供心に肉じゃがへの恐怖を刻み込んだ、クソ映画!!)
後「あの……ご、ごめんなさい。きっと何か間違ってたんでしょうね。あ、汗も凄いですよ、お姉さん」
姉「……あ、あ、あ」
騎「ちょ、ちょっと、姉さん?」
姉「う、ううう……ごめんなさい……。私、肉じゃがだけはどうしても食べられないの……審査委員失格だわ……。お詫びとは言ってはなんだけど、5点を上げるから許してちょうだい……」
後「え? は、はい。い、良いんですか……?」
先「駄目に決まってるだろ!」
幼「そうだそうだ!」
妹妹妹「「「徹底的に抗議してやるー!」」」
姉「う、ううう……でも、でも……」
騎「こらぁっ!! お前ら姉さんを困らせるんじゃない! あんまり酷いとお仕置きするぞ!! 特技を使うまでも無く、通常攻撃だけで全員、戦闘不能にするぞ!!」
先「おおう!? 望むところ――ふべらっ!!」
幼「先輩がやられたっ!? だが、この私は――もぎゃっ!!」
妹妹妹「「「ふふっ、どれが本体か――ほぶえっ!! 一発で正解!!」」」
騎「よし、と言う訳で! 優勝は後輩さんだ!!」
後「よ、喜んでいいのやら……複雑です……」
…………。
……。
後「……まあ、そんな訳でして、どうぞ、先輩」
男「ははっ、大変だったな、それは。……おお、肉じゃがか。久しぶりに食べるな。ぱくっ……」
後「ど、どうです? どきどきです」
男「……ん。ああ、美味しいよ。ありがとう」
後「い、いえっ……」
後(お姉さんの料理程はテンションが上がっていない様子ですが、それでも私が作ったものを食べて、先輩が笑ってくれた……ああ……どうしましょう……キュンキュンします……!)
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