15: ◆2QfXBkV1Yr70[saga]
2016/10/16(日) 00:49:39.37 ID:Zm+yEuFZ0
カチューシャ「これ、やってるときは楽しいけど後片付けが面倒なのよねえ」
あたしは一人ごちながら、床にまき散らされた愛液とローションを拭きとっていく。毎度毎度、ビニールを下に引こうと考えてはいるのだが、そんなことをしたら雰囲気ぶち壊しだし、難しいものである。
そんなことをグチグチ頭の中で考えながら掃除をしていると、ドアにノックがあった。
カチューシャ「ッ!少し待ちなさい」
クラーラ「Всё понятно」
どうやら外にいるのはクラーラのようだ。少なくとも教師陣でないことに胸をなでおろしたあたしは、上着を着た後に気絶したままのノンナをドアから見にくい角にまで引っ張り、彼女を出迎えることにした。
カチューシャ「いいわよ」
クラーラ「Добрый вечер」
カチューシャ「ええ、こんばんわ。それとロシア語禁止よ」
クラーラ「はい、わかりました」
クラーラはドアを開けてから、その場を微動だにせず部屋の中を見渡す。
クラーラ「空気、わるいですね」
カチューシャ「そうかしら。でも閉めっぱなしにしてたし、もしかしたら空気が籠ってたかもね」
クラーラ「……ノンナは、どちらに」
カチューシャ「ノンナはトイレよ」
クラーラ「……ここでいったい何を」
カチューシャ「見ればわかるでしょ、作戦会議よ」
あたしはこれみよがしに机の上に出していただけの地図を指さした。
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