17: ◆2QfXBkV1Yr70[saga]
2016/10/16(日) 01:19:22.40 ID:Zm+yEuFZ0
※ここから『』はロシア語という設定でいきます
カチューシャ「相手に囮だってことを気取られちゃ意味がないの!?あんたたち何年やってるわけ!!もういっかいやりなおーし!」
ニイナ「そだら言っても、いつもかぁべぇに乗ってるからこっちじゃ勝手がわがんなくてぇ」
カチューシャ「泣き言禁止!互いの戦車の役割とポジショニングを理解することがどれだけ重要かの説明はこの前したわ!理解できなかった馬鹿はあたしに盲目的に従えばいいのよ!」
ニイナ「ひーん!!」
カチューシャがニイナたちをしごいている。彼女は周りにも自分にも妥協という言葉を許すことはなさそうだ。だからこそ、彼女についていく人が多いのだろう。
ノンナ『クラーラ』
クラーラ『どうしましたか、ノンナ』
休憩中のノンナ私に話しかけてきた。完璧なロシア語を話し、あらゆることを完璧に近い形で隊長をサポートする彼女を、私は尊敬している。と同時に全く理解が出来ないのだが。
ノンナ『昨日はフィストファックしてもらったわ』
クラーラ『……』
私は辟易した。またいつものが始まってしまった。
ノンナ『あの時わざと逆らって本当によかったわ……いや、まじめに勝利について考えてはいたんだけど、やっぱり逆らったあとのお仕置きは格別だわ』
クラーラ『……』
ノンナ『身体中震えて、頭がおかしくなって、死んじゃうかと思ったもの。麻薬なんて目じゃあないわ。カチューシャの手が私の体を貫くの。最高だわ』
クラーラ『……いい加減、私に報告するのをやめてもらえませんか』
ノンナ『どうして?初めにあそこで何をしているか聞いてきたのはあなたじゃない』
クラーラ『……あんなこと、間違ってます』
ノンナ『あら、私と隊長を否定すると?』
クラーラ『そうは言ってません!あなたたちの行為が逸脱しているのです!……っは!?』
つい声を荒げてしまい、皆が一斉にこちらを向く。
カチューシャ「どうしたの、クラーラ、ノンナ」
ノンナ「何もありませんよ、カチューシャ。ねえクラーラ」
クラーラ『……いつかしっぺ返しが来るわ』
ノンナ『そんなものが来る前に、決着がつくわよ』
クラーラ『……?』
ノンナ『だってあなた、濡れてるじゃない』
クラーラ『ッ!!』
私は雪をつかんで思いっきり投げつける。
ノンナ『ふふ、図星ね』
そういいながら、ノンナはご機嫌な様子でカチューシャのもとへ歩いて行った。周囲はノンナが上機嫌(っぽそう)なのを不思議そうに見ている。
クラーラ『痴女め!』
私はその背中に思いっきり罵倒した。
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