カチューシャ「首輪」
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3: ◆2QfXBkV1Yr70[saga]
2016/09/05(月) 22:33:19.09 ID:SWgrar1N0
カチューシャ「はい、もうおしまい」

ノンナ「くぅん……」

名残惜しいことを表現するかのように、ノンナは鳴き声を上げた。

カチューシャ「心配しなくていいわ。次はこれ、つけましょうね」

ノンナ「わん♪」

あたしはノンナの首筋に首輪をあてがう。もちろんリード付きだ。

ノンナ「っはぁ、はぁ、はぁぁん……」

ノンナは感極まったのか、軽くイッてるのかわからないような声を上げる。ノンナはあたしに首輪をつけられて散歩するのが大好きだ。なんといっても犬なのだから、仕方ない。

カチューシャ「ノンナ、お散歩、行くわよ」

ノンナ「わんっ!!」

今日一番で大きな返事だ。このまま夜中の部室棟から寮までの間を四つん這いにさせて散歩して一通りである。いままでは。

カチューシャ「ノンナ、あなたは犬よね?」

ノンナ「わん♡」

カチューシャ「犬なのに、なんだかおかしいわね」

ノンナ「……わん?」

カチューシャ「服、犬は着ないわよね?」

ノンナ「!……///わん……」

ノンナは服を脱ぎだした。上着から始まって、下着、靴まで脱ぐ。ノンナの究極ともいえる肢体の造形美が、曝け出されていく。その腕も、その足も、その胸も、なんど『躾』をしてきたかわからない。しかし傷を残さなかったのは単なるあたしが非力であるということだけじゃなく、きちんと学んできたからだ。そうこうしているうちに、本当に素っ裸になる。そして、お尻を突き出すように再び四つん這いになった。

カチューシャ「あらノンナ、服を脱いだのね」

ノンナ「!?」

カチューシャ「あたしは一度も『服を脱ぎなさい』なんて命令してないわ」

ノンナ「そ、それは……」

カチューシャ「犬!!」

ノンナ「わ、わん!」

カチューシャ「全く、勝手に服を脱ぐような変態だったなんてがっかりだわ」

ノンナ「///」ゾクゾク

カチューシャ「この、へ・ん・た・い!」

ノンナ「んはぁぁ///」

カチューシャ「犬!!」

ノンナ「わ、わぁん♡」

カチューシャ「だらしがないわね!それでもあたしの犬なのかしら!もう……それじゃ行くわよ!変態犬!」

ノンナ「わぁん♡」

あたしがグイッとリードを引くと、苦しそうにしながら……いや違うわね。もっと苦しくしてほしいと『リクエスト』があったのだから、きっとあれは苦しそうな顔を見せているにすぎないのだろう。あたしが満足するために。
こうして、あたしとノンナの一日が終わるのだ。



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