カチューシャ「首輪」
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31: ◆2QfXBkV1Yr70[saga]
2016/12/21(水) 21:13:37.00 ID:aNUoZy1m0
カチューシャ「ねえあなた、最近すこし生意気じゃないかしら?」

耳元で吐息が目いっぱいかかるように、ゆっくりとカチューシャ様がささやく。

ノンナ「わぁん……」

カチューシャ「いいわ、今は犬じゃなくても。ちゃんと答えなさい」

ノンナ「そ、そのようなことは……」

カチューシャ「……ふーん、嘘をつくわけね、このカチューシャに」

どことなく侮蔑を含んだ物言いに、私は急に恐ろしくなった。手足も視界も奪われたのだ。縄抜けも出来るが、手先さえも念入りに固定されている。完全に動くことなど不可能だ。

もしこの状態で……期待が膨らむ。

カチューシャ「あら、息が荒くなっちゃって、はやいわよ?」

ノンナ「はぁ、はぁ……」

カチューシャ「そうそう、今日は特別なものを用意しているの」

ノンナ「用意……?」

カチューシャ「ええそうよ。入ってらっしゃい、クラーラ」

ノンナ「!?そんな!」

一瞬自分の耳が信じられなかった。

クラーラ「は、はい、カチューシャ……様」

カチューシャ「そうえらいわねクラーラ。きちんとコートの下は裸で来たのね」

私を置いて、二人が話し出す。

ノンナ「か、カチューシャ様、これはいったい……」

カチューシャ「ノンナ、しばらく黙りなさい。さあクラーラ、今迄何があったのかあたしとあそこにいる犬に説明して頂戴」

クラーラ「……はい」

どうしてだ、なぜだ。どこで間違えた!クラーラがカチューシャ様の奴隷になるのはもっと後になるはずだ。それに、私は拘束されてしまっている。何の抵抗も出来ない。もしクラーラがすべて話してカチューシャ様から愛想が尽かされてしまったら……

こんな絶望的状況にも関わらず、私はこれまでのどの行為よりも興奮していた。


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