35: ◆2QfXBkV1Yr70[saga]
2016/12/23(金) 21:46:59.09 ID:1IaOhMLQ0
カチューシャ「あら、どうしたのかしらノンナ」
ノンナ「カチューシャ様!どうかこの目隠しをとってくださいませんか」
カチューシャ「何を言っているのよあなた。最初に言ったでしょう、『プレゼント』ってね」
そういうと、カチューシャ様はゆっくりと暖炉の方へ足を運ぶ。クラーラは身じろぎもせずにずっとその場で立っているようだった。
カチューシャ「犬のしつけは飼い主の責任。これはロシアでも常識でしょう?」
ノンナ「……はい、カチューシャ様」
カチューシャ「それであたし気づいちゃったの。そういえばまだ『首輪』、用意してないってこと」
首輪……首輪ならこれまでの散歩でも使われたし、なんなら一日中つけっぱなしでいろと命令されたこともある。みんなに見られたときはバレてしまうのではないかと肝を冷やしながら感じていたものだ。
カチューシャ「あんなちゃちなものじゃないわ」
合点がいかない私にカチューシャ様が答える。
カチューシャ「もっと一目であたしのものだってわかるものじゃなきゃダメだったのよ。そうじゃないとノンナみたいな子は自覚がなくなっちゃうみたいだし」
ノンナ「カチューシャ様!私はこれまでカチューシャ様の犬であることを片時も忘れたことはありません」
カチューシャ「いいえ、あなたはまだあたしの犬にふさわしくないわ。まだあなたは私利私欲に憑りつかれているわ……ちょうどいい機会だし、反省させてあげる。クラーラ、こっちに来なさい」
クラーラ「はい、カチューシャ様」
クラーラが部屋に入ってきた時から居た場所を離れ、暖炉の側へと向かう。
カチューシャ「クラーラ、あなたはどうするの?今日初めてここまで来たけど、不安はないかしら?」
クラーラ「私は……カチューシャ様の奴隷になると、犬になると決めてここまで来ました」
カチューシャ「ふふ、なかなかいい決意ね。それじゃ、いくわよ」
そういうと、暖炉から大きな音がした。どうやらまきが勢いよく崩れたようだ。しかし、それだけではない。
カチューシャ「クラーラ、これはなんだとおもう?」
クラーラ「これは……焼き印ですね」
カチューシャ「ええ、それも結構な大きさでしょう?あたしなんかがこの大きさのものを押し付けられると入院しなきゃならなくなるわね」
そういうと、カチューシャ様は私の顔元に焼き印を近づけた。
ノンナ「ッ!」
カチューシャ「ふふふ……紅く照らされてきれいよ、ノンナ。ノンナみたいなドMの変態でも、流石に目が見えない中でこういうことやられると顔が引きつるのね」
ノンナ「か、カチューシャ様、熱いです」
カチューシャ「大丈夫よ、顔にはつけないわ」
スッと熱が遠ざかり、暖炉へ焼き印が再び突っ込まれる音がする。一体どれほどの大きさでどんなことが書かれていて、そしてどこに焼き付けられるのか……私の恐怖心はいつの間にか鳴りを潜め、異常に肥大しきった嗜虐心に考えを埋め尽くされる。
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