カチューシャ「首輪」
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36: ◆2QfXBkV1Yr70[saga]
2016/12/24(土) 23:52:43.18 ID:+qNhMHTd0
カチューシャ「さてと、今日のメインイベントはさっきのやつなんだけど……困ったことがあるのよねぇ」

含みのあるような物言いをしながら、カチューシャ様はため息をつく。

カチューシャ「今までのようにノンナ一人ならそれでよかったんだけど……クラーラまであたしの犬になっちゃっているでしょう?どっちから先につけてあげようかしら」

ノンナ「カチューシャ様、私から先にお願いします!」

真っ先に私は名乗り出た。出来るならひざまずいてその忠誠心を示したいところだがそれはかなわない。

カチューシャ「へぇ……そうねぇ、この焼き印はノンナに向けて作ったようなものだし、先にノンナでいいかしら。クラーラはどう?」

クラーラ「私は別に……どちらでも」

カチューシャ「あらそう……それじゃあ決まりね」

カチューシャ様が再び暖炉から焼き印を引き抜く音がする。すると、途端に熱源が近くにまで迫ってくる。

ノンナ「あつっ!」

カチューシャ「ふふ……これを押し付けたらどうなっちゃうのかしら。きっとものすごく熱いはずよ。熱くて苦しくて、気絶なんかしてしまうかもしれないわね」

私はカチューシャ様の煽情的なその言葉に期待感が高まる。きっとカチューシャ様の言う通りそれは苦しいのだろう。熱いのだろう。しかもそれがカチューシャ様からの贈り物なのだ。こんなに幸せなこともないだろう。

カチューシャ「それじゃ、行くわ……よ!!」

その瞬間、部屋中に絶叫が響いた。しかし、私にその苦痛は訪れなかった。

クラーラ「あああああ!!熱い!!!あっ、ああああああああああ!!!!」

カチューシャ「あっははははは!もっと叫びなさい!」

皮膚の灼けた匂いと、クラーラの悲痛な叫び声が部屋を彩る。目さえ見えれば、その光景はもっと強烈なものなのだろう。だがそんなことはどうでもよかった。私は混乱した。先ほどまで焼き印は私の元に伸びてきていたはずだ。それにさっきまで私が先だったはずだ。なぜ。どうして!私よりもどうしてクラーラが先なのか。
私の中で混乱は徐々にクラーラに対する嫉妬へと変わっていった。

クラーラ「あああ、あ……」

カチューシャ「もういいころ合いね……うん、きれいに出来てるわ」

クラーラがその場に倒れたのか、床に大きなものが落ちた音がした。

カチューシャ「よく耐えたわねクラーラ、あとはゆっくりお休み」

クラーラ「……は、はい、カチューシャ様……」

息も絶え絶えといった感じで、クラーラは返事をした。

カチューシャ「……さて、と。ノンナ、気分はどうかしら?」

まるでカチューシャ様はこれが目的だったとでもいうように、私に改めて聞いてきたのだった。


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