112: ◆GXVkKXrpNcpr[saga]
2016/09/22(木) 02:32:30.13 ID:H0JqPK/8o
(!?)
新しいグリーフシードが目の前にあった。
まるでなんの脈絡もなくただ空中にいきなり出現したかのように。
ほむらは疑問に思う余裕もなくそれを掴み、自身の浄化を行ってすみやかに街を脱出した。
スーパーセルはおびただしい数の人命を巻き上げて自然消滅した。
まどかは座り込んだままずっと泣いている。無理もない。
だがほむらはもう時間を遡ることはしない。絶対に。
おずおずと声をかける。
「まどか。私は何もできなかった。あなたに恨まれても構わない」
「ほむらちゃん……私、わかってるの。
ほむらちゃんが精一杯やってくれたんだってわかってる」
まどかがしゃくり上げながら言う。
ズキリと胸が痛んだ。
「恨んだり……するわけ、ないよ」
「まどか」
まどかの泣き声はやまない。
ほむらは立ち尽くす。
盾の砂はもちろん全て落ち切っている。もう二度と時間停止魔法は使えない。
一人で魔女に対峙することはもう難しい。近いうちに魔女にやられるか自身が魔女化するのだろう。
(それでもまどかは生きている)
それで充分だと思った。
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